急性腎不全や慢性腎不全など、命に関わる恐れがある危険な病気、猫の腎臓病。猫の腎臓病を発症する際には様々な原因が考えられますが、中には"他の病気にかかったせいで腎臓病を併発する"といったことも原因になり得ます。猫の腎臓病を併発する可能性がある病気とは一体どのような病気なのか、いくつかご紹介していきたいと思います。

■猫下部尿路疾患
一言で言ってしまうと、猫ちゃんの膀胱炎です。症状としては、トイレに行くもののおしっこの量が少ない、血尿が出るなどがあげられます。膀胱炎を発症することで、おしっこを作っている腎臓にばい菌が溜まってしまい、腎臓病を起こすきっかけになることがあります。

■腫瘍
腎臓の部分に腫瘍が出来たことにより、腎臓に負担がかかり、そのまま腎臓病を発症することもあるようです。腫瘍を放置してしまうと、慢性腎不全に繋がる可能性もありますので、早めに治療を行う必要があると言えるでしょう。

これらの病気の他にも、猫 腎臓病を併発する可能性がある病気は多く存在します。また、慢性腎不全などは特に他の病気を併発していなくても、単体で発症する恐れがある病気ですので、様子がおかしいと感じることがあったら、飼い主さん一人でどうこうしようとするのではなく、すぐに病院に連れて行ってあげましょう。

猫ちゃんが腎臓病を患い、腎臓移植を検討されている方は既にご存知かもしれませんが、残念ながら全ての腎臓病を患っている猫ちゃんが皆腎臓の手術を受けられるわけではありません。手術をお願いしようとしている病院にもよるかと思いますが、猫ちゃん腎臓移植を行うためには以下のような検査をクリアする必要があります。

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 血液型検査(ドナーの猫ちゃんとの適合するか判断する為)
  • トキソプラズマ検査
  • ウイルス検査
  • 全身の健康状態のチェック
  • 甲状腺検査
  • 心臓検査

これらの検査をクリアし、"腎臓以外に何の問題も無く、他の部位は平均的に健康な状態であること"が、腎臓移植をするための最大条件です。また、これらの検査をクリアするだけではなく、腎臓移植を行う際は"腎臓病のステージが末期になっていない事"を条件としている動物病院も多いようです。

これらの事を考えてみても、猫ちゃんが腎臓病を患った場合は一刻も早く病院に連れて行くことが必要でしょう。早期治療を行うことが出来るかどうかで、猫 腎臓病の治療法の選択肢も広まるのではないでしょうか。初期症状は見逃されやすい腎臓病だからこそ、出来る事ならば、猫ちゃんを常日頃から定期検診に連れて行ってあげることをオススメします。

猫の腎臓病と闘うために大切な事

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大事な家族の一員である、愛猫ちゃん。そんな猫ちゃんが腎臓病を発症した場合、このようなことに気を付けてください。

■まずは落ち着く
獣医の先生に伺ったところ次のようなことをおっしゃられていました。腎臓病と診断された飼い主さんの多くは、その場で泣き崩れる方がほとんどなのだそうです。皆さん、腎臓病の恐ろしさをわかっているからこその反応ですし、気持ちはお察しします。ですが、これから猫ちゃんと共に腎臓病と立ち向かっていかなくてはいけない以上、猫ちゃんの前で涙を見せてはいけません。まずは落ち着いて、今後どのような治療を行っていくかを相談しましょう。

■そっとしておく
腎臓病にかかると体力が落ちるため、猫ちゃんはほとんど寝ているようになる子が多いでしょう。その時の心配な気持ちはわかりますが、何度も起こしたり、必要以上にスキンシップを取ってはいけません。その行為が病状を悪化させる原因にもなりかねませんので、どこにいるかがわかっているのであれば、そっとしておいてあげることが大切でしょう。

■薬などを欠かさない
腎臓病のお薬を病院で処方された場合、必ず用法用量を守って、忘れずに服用させてあげて下さい。一度でも忘れてしまうと、病状が一気に悪化するようなことにもなりかねません。

猫 腎臓病と闘って行くためにも、飼い主さんがしっかりとしなければいけませんよ。

腎移植はメジャーではありませんが、猫 腎臓病の治療方法の一つとして知られています。現在手術を行っている病院は少なく、さらに手術を行うためには様々な条件をクリアしなければいけないわけですが、腎臓病を患った猫ちゃんがこの手術を受けることで生存率はどれほどのものになるのでしょうか?

調べてみたところ、腎臓手術を行った猫ちゃんの3年後の生存率は、5割ほどと言われています。多くの場合、慢性腎不全を発症した猫ちゃんの寿命は、長くとも1年とされていることを考えると、期待できる生存率かと思います。ですが、移植をしたあとには以下ような合併症を引き起こす可能性もあります。

■感染症
移植の際に利用する薬剤によって、免疫力が弱まり感染症を引き起こす可能性があります。その結果、食欲不振、発熱などの風邪のような症状が現れ、移植後の猫ちゃんの体を蝕んでいきます。

■拒絶反応
移植された腎臓が猫ちゃんに適合しなかったために起こる合併症です。拒絶反応を起こした場合は、腎臓が上手く働かなることもあります。

これらの合併症が引き起こされた際、最悪死に至る可能性がありますので、移植手術を行いたいと考えられている飼い主さんは、こうした合併症の危険も考慮する必要があるでしょう。

お年寄りの猫ちゃんの死亡原因上位にくると言われるほどの病気、猫の腎臓病。この猫ちゃんの腎臓病ですが、一体なぜ、猫ちゃんは腎臓に病を抱えてしまうほど腎臓を弱らせてしまうのでしょうか?

猫ちゃんの腎臓を弱らせる原因は、いくつか考えられます。

■人間と同じ食事を与える
キャットフードなど、猫ちゃんのご飯を食べたことがある方はご存知かもしれませんが、猫ちゃん用のご飯は、味がほとんどしなかったり、味覚的に合わなかったりと私たちにとってあまり美味しいものとは言えません。ですが、それが猫ちゃんにとっては最適な塩分量やカロリーであり、食べやすい食事なのです。人間のご飯に味をしめた猫ちゃんはおねだりをしてくることもありますが、与え続けると猫ちゃんの腎臓だけではなく、体にも被害が及ぶ可能性があります。

■老化
年を重ねれば内臓も老化していきます。年齢と共に衰えていくことは仕方がないことですので、出来る事なら何が起こってもすぐに対処できるように、飼い主さんは猫ちゃんの様子を注意深くチェックしてあげて下さい。

意識していないだけで、もしかしたらあなたが今行っていることは、猫ちゃんの腎臓を傷めつけているかもしれません。猫 腎臓病は少しずつ猫ちゃんの体を蝕んでいき、最終的には腎臓の機能が著しく低下してしまう、"慢性腎不全"と呼ばれる病気にも発展しかねません。猫ちゃんを腎臓病から守るためにも、飼い主さんの日頃のケアは欠かせないものになってくるでしょう。